前回の記事で、「扉をくぐるたびに景色ががらりと変わる、あの感じが好きだった」と書きました。
書きながら、ずっと引っかかっていたことがあります。
あの頃のナンジャタウンは、2つ(一部3つ)のフロアでできていました。
上と下。どちらにも別々の町があって、行ったり来たりしながら一日を過ごす。それが当たり前でした。
今はもう、そうではありません。
この記事では、私の記憶に残っている「2フロア時代」の姿を、思い出せるかぎり書き残しておきます。年号や公式の記録ではなく、通っていた子どもの目線からの記憶です。
この記事でわかること
- 昔のナンジャタウンが2つのフロアでできていたこと
- それぞれのフロアに、どんな町があったか(私の記憶にあるかぎり)
- 大型リニューアルで何が変わり、私が何に驚いたか
この記事に出てくるエリア名は、当時通っていた私の記憶によるものです。表記や時期に思い違いがあるかもしれません。正確な情報は公式サイトでご確認ください。
あの頃、ナンジャタウンは2つのフロアでできていた
まずは、私の記憶にある地図を広げてみます。
下の階にあったもの
入口があるのが下の階でした。
| エリア | ひとことで言うと |
|---|---|
| エントランス | ここから始まる。扉の向こうに町が広がっている |
| 福袋七丁目商店街 | 餃子の香りが立ちこめる商店街 |
| ゴースト13番外地 | ガイコツだらけの、不穏な路地裏 |
| もののけ番外地 | 鳥居とおばけの、和風ホラーの町 |
| りらくの森 | 大人が疲れを癒すリラクゼーションの森 |
福袋七丁目商店街——餃子の町

宇都宮市から選りすぐりのお店が揃った、グルメな場所です。
さまざまな種類の餃子と、その香り。食欲をそそられないわけがありません。
でも、この町は餃子だけではありませんでした。
昔は駄菓子屋があったり、探偵団として町の調査に回ったり。実はたくさんの要素が詰まった、飽きない町なのです。
なお、この商店街は今もあります。
ただ、アトラクションが入れ替わったりして、町全体の様子はずいぶん変わりました。
それでも——餃子通りだけは、あの頃のままです。
ゴースト13番外地——ガイコツだらけの路地裏
私の人生のトラウマである「ガイコツ」が、たくさんある通り。
上の階にあるナンダーバード軍に追い詰められたゴーストたちが住まう場所、という設定でした。
もののけ番外地とは違って、やや明るい。それなのに不穏な空気が立ちこめている。肝を冷やす空間です。
ちなみにブログ主は、ほぼこのエリアを通っておりません(汗)
もののけ番外地——鳥居とおばけの和風ホラー

こちらはホラーでも和風テイスト。おばけの世界です。
私が行った時は、地獄へ続くような門をくぐり抜けると、たくさんの鳥居。そしていたるところから、おばけたちが大歓迎してくれました。
地味に癖になる音楽と、ミニゲームが勢揃い。
そして一番奥にある地獄旅館は、破茶滅茶に怖いと評判でした。
りらくの森——大人が休める森
りらくの森ができたのは、たしか2005年頃だったと思います。
たくさんのリラクゼーションのお店が立ち並び、大人の人たちが遊んだあとに疲れを癒せる場所。
その中には身体年齢が測れるアトラクションもあって、新感覚でした。
前回、私は当時の呼び方で「昭和の町」「おばけの町」はここにあたります。
上の階にあったもの
そして階を上がると、まったく別の世界が広がっていました。
| エリア | ひとことで言うと |
|---|---|
| マカロニ広場 | 前回「女神たちのヨーロッパ風の町」と書いたのはここ |
| ナンダーバードエリア | 対ゴースト組織の本拠地。スパイの試験に挑む |
| デザート共和国 | シュークリームの妖精がいるメルヘン空間 |
| アイスクリームシティ | 全国のカップアイス、トルコアイス、台湾かき氷 |
| ゲームセンター | 太鼓の達人と、ここでしか取れないグッズ |
ナンダーバードエリア——エージェントの素質が試される
テーマは、対ゴーストの組織の本拠地。アメリカ軍のような雰囲気だったと記憶しています。
怪しい雰囲気の漂う裏路地。そのそばに設置されてしまったゴーストボム(爆弾)を解除する作戦に参加したり、スパイとしての試験を受けたり。
エージェントとしての素質が試される、というわけです。
デザート共和国——シュークリームの妖精がいる
シュークリームの妖精がいる、メルヘンな空間でした。
ケーキにクレープ、さまざまなスイーツに囲まれた至福の空間です。
ゲームセンター——ここでしか取れないグッズ
時折、友達と太鼓の達人をしに足を運びました。
そしてクレーンゲームには、ナンジャタウンのキャラクターのオリジナルグッズが。
お土産ショップでは買えないグッズを、必死になって取りにいったものです。
食べ物の記憶が上の階に集まっているのが、今見ると面白いところです。
フロアを行き来すること自体が、冒険だった
上の階と下の階は、階段とエレベーターでつながっていました。
エスカレーターだった記憶はありません。階段を上がるか、エレベーターに乗るか。そのどちらかでした。
町ぜんぶが舞台だった「ナンジャヴの大冒険」
私の大好きなアトラクションは「ナンジャヴの大冒険」でした。
これが、2つのフロアを行き来して遊ぶアトラクションでした。
やり方はこうです。
町の至る所にヒントが隠されていて、それを頼りに先へ進む。道の途中には課題が待っていて、それをひとつずつこなしていく。赤🔴、青🔵、緑🟢の3コースがあり、毎回ランダムでコースが決まります。
手には専用の機械であるナジャヴやナジャミーを持ち歩いて旅にでます。これを持っていること自体が、もう特別でした。
途中には様々な試練がありますが、それはまたの機会にブログにします。
そして最後に、結果を報告しに行きます。
集めた宝物や、ナンジャタウンの住人たち——今でいうデータですね——は、有料のカードに貯めておくことができました。
つまり、遊んだ記録が手元に残るのです。
ひとりでも遊べましたが、よく行っていた頃は、たいてい友達と一緒に回っていました。
町を歩き回って、階を上がって、また下りて。「移動すること」が遊びの一部になっているアトラクションでした。
3階の広場に、小さなメリーゴーランドがあった
もうひとつ、忘れられないものがあります。
上の階——私の記憶では3階——の、いちばん広い広場。そこにメリーゴーランドがありました。
大きくはありません。木馬は8体ほどの、小さなメリーゴーランドです。
でも、あれは本当に良いものでした。
まず、音楽がとても豪華でした。そして周りの柵の上には、楽器を演奏する天使たちがいて、それが動くのです。
木馬にも特徴がありました。塗装がほとんどされていない。木彫りのまま、木そのものの色。
派手な遊園地のメリーゴーランドとは、まるで違いました。シックで、落ち着いていて、あの広場にちゃんと似合っていた。
そして、1フロアになった
中学生の頃、大きなリニューアルがありました。
久しぶりに訪れた私が最初に感じたのは、懐かしさではありませんでした。
フロアが、減っていました。
正直に言うと、驚愕しました。
上の階に行けない。上の階が、もう無い。あんなに広かった場所が、こんなにコンパクトになるのかと、しばらく立ち尽くしたのを覚えています。
そして中を歩いてみて、もうひとつ気づきます。
アトラクションが、激減していました。
寂しいというより、まず困惑でした。楽しみにしていたものが見当たらない。どこに行ったのか分からない。「移動したのかな」と探し回って、そうではないと分かるまでに、少し時間がかかりました。
とくに、メリーゴーランドと、2つのフロアを行き来する冒険型のアトラクション。あの2つがなくなったことは、今でも寂しく思っています。
追記1 正しくは「2フロア」でした
ここまで「2つのフロア」「3階」と書いてきましたが、正確には少し違うようです。
ナンジャタウンは基本的に2フロア。ただし一部だけ階が増えている場所があり、そのぶん「3階」に感じていたのだと思います。
つまり正確には、「2フロア、ただし一部は3フロア」。訂正してお詫びします。
追記2 「ニャンジャタウン」のこと
もうひとつ、書き忘れていたことを。
ナンジャタウンの中に、「ニャンジャタウン」という猫と触れ合える部屋があります。
いわゆる猫カフェのような感じで、本物の猫と触れ合える癒され空間になっています!
それでも覚えていること(まとめ)
- 昔のナンジャタウンは2つ(一部3つ)のフロアでできていた(私の記憶では)
- 下の階には福袋七丁目商店街・ゴースト13番外地・もののけ番外地・りらくの森
- 上の階にはマカロニ広場・ナンダーバードエリア・デザート共和国・アイスクリームシティ・ゲームセンター
- 大型リニューアルで1フロアになり、アトラクションも大きく姿を変えた
- それでも、餃子通りは今もあの頃のまま
なくなってしまったものは、もう見に行くことができません。
だからこうして、覚えているうちに書いておこうと思います。間違っているかもしれない記憶でも、書き留めておけば、同じ景色を覚えている誰かの記憶と答え合わせができるかもしれないから。
あなたは、どう覚えていますか。
「そこは違うよ」「あれもあったよ」——そんな記憶があれば、ぜひ教えてください。私の思い違いも、きっとたくさんあると思います。
このブログを始めた理由については、「あのときホントに楽しかったな…」ナンジャタウンの思い出を集めます に書きました。よかったらそちらもどうぞ。
その後、「アイスクリームシティ」を覚えていますか?——ナンジャタウンで全国のアイスを食べ比べた日 を書きました。全国のカップアイスがずらりと並んでいた、あの場所のことを。

