前回、「アイスクリームシティ」 の話を書きました。
その最後に、ひとこと、ちらっと書いたことがあります。
台湾かき氷が、アニメとコラボしていたこともありました——と。
あれは、一行で済ませてしまうには惜しい話でした。
ナンジャタウンは、とにかくアニメとのコラボが多かったんです。
そしてコラボが始まると、パークの空気そのものが変わりました。
いつも行っている、同じ場所のはずなのに。
——今日、ここ、いつもと違う。
今日はその話を書きます。
この記事でわかること
- コラボ中のナンジャタウンは、普段と何が違ったのか(飾り・フォトスポット・人混み)
- 人混みが、普段とどれくらい違ったか
- 私が実際に行った2つのコラボのこと(2009年の冬と、2015年の冬)
- 期間が終わると、跡形もなく消えてしまうということ
コラボが始まると、空気が変わる
コラボ中のナンジャタウンは、入った瞬間から違いました。
室内のいたるところに、飾りがあるんです。
そしてフォトスポット。あちこちに用意されていて、行く先々で足が止まります。
普段どおりに歩いているだけなのに、目に入ってくるものが、全部いつもと違う。
「今日は、これをやってるんだ」——園内を一周し終わる前に、もう分かってしまうんです。
そして、人。
いつもより、明らかに多い。
しかもその中には、ナンジャタウンを楽しみに来た人だけではなく、
コラボのために来ている人が、確実に混ざっていました。
同じ場所に、目的の違う人たちがいる。
いつも来ている場所のはずなのに、その日だけは、ちょっと知らない場所みたいでした。
2009年の冬——「ONE PIECE FILM STRONG WORLD in ナムコ・ナンジャタウン」

記録に残っている開催期間は、2009年11月21日から2010年1月31日まででした。
イベント名に「ナムコ・」が付いているのは、書き間違いではありません。
当時は「ナムコ・ナンジャタウン」が正式名称だったんです。
そういえば、ひとつ前の章で「コラボ目当てで来ている人が混ざっていた」と書きました。
このときの私は——混ざられていたほうの人間です。
正直に言うと、このコラボを目当てに行ったわけではありませんでした。
いつものように、ナンジャタウンへ遊びに行っただけ。
着いてから、気づいたんです。
「あ、ワンピースやってる」
でも、ワンピースは好きだったので、そこからはしっかり一緒に楽しみました。
目当てではなかったのに、結果的にコラボを満喫して帰ってきた——そういう日でした。
そして、当時の私にはひとつ、大きな制約がありました。
お小遣いの範囲。
限りがあるぶん、何を買うかは真剣です。
そうして選んだのが、この3つでした。
- ケーキをひとつ
- アイスをひとつ
- お土産に、タオルを1枚

いま並べてみると、当時の私の選び方が、けっこうよく出ているなと思います。
2015年の冬——「おそ松さんinナンジャタウン」
こちらの開催期間は、2015年12月4日から2016年1月31日まで。
前のコラボから、6年が経っていました。
そして——お気づきでしょうか。
イベント名から、「ナムコ・」が消えています。
このとき、いちばん覚えているのはコラボフードです。

いろいろなフードやスイーツで、キャラクターが再現されていました。
これが、かわいい。
しかも、フードごとに購入特典のグッズが付いてくるんです。

ファンとしては、これが大きな魅力でした。
食べたいから頼む、というより——特典が欲しいから、このフードを頼む。
自然と、選ぶものはグッズとコラボメニュー中心になっていました。
2009年の私は、お小遣いの範囲で「ケーキ・アイス・タオル」を選んでいました。
それが6年後には、特典つきのコラボメニューを、ファンとして選んでいる。
選び方のほうも、変わっていたんです。
そして、人の多さ。
正直に言うと、2009年のときは、まだ「コラボ」という部分をあまり意識していませんでした。
それでも比べてみると、ワンピースのときは、おそ松さんのときほど混んでいなかったと思います。
6年のあいだに、パークのほうが変わっていた
この2つのコラボの間には、大きな出来事がありました。
たしか2013年の、大型リニューアル。
2つのフロアがあった頃のナンジャタウン は、このとき1つのフロアになりました。
上の階にあった アイスクリームシティ も、このとき一緒に消えています。
つまり——
2009年のコラボと、2015年のコラボは、別の形をしたナンジャタウンで行われていたことになります。
同じ「コラボ」という言葉でも、舞台のほうが入れ替わっていた。
そして、変わったのはフロアの数だけではありませんでした。
名前です。
2009年のイベント名——「ONE PIECE FILM STRONG WORLD in ナムコ・ナンジャタウン」
2015年のイベント名——「おそ松さん in ナンジャタウン」
いつ「ナムコ・」が外れたのか、正確な時期までは私も分かりません。
でも、2つのイベント名を並べただけで、その6年ぶんの変化が見えるんです。
フロアが減って、名前が短くなって。
私が「いつもの場所」だと思って通っていたあいだに、
ナンジャタウンのほうも、ちゃんと変わり続けていたんだなと思います。
そう考えると、あの6年は、ずいぶん長い時間だったんだなと思います。
かき氷が、アニメの顔をしていた
コラボになるのは、飾りと、フードだけではありませんでした。
食事系では、餃子。スイーツ系のコラボ商品。そしてコラボグッズ。
飾りを見て、写真を撮って、コラボごはんを食べて、グッズを買って帰る。
一日、まるごとコラボで終われるようになっていたんです。
そして、忘れられないものがもうひとつ。
アイスクリームシティ でよく食べていた、台湾かき氷。
あれが、ある日アニメの顔をしていました。
それは、ワンピースのコラボのときでした。
かき氷が、チョッパーのお城になっていたんです。

台湾かき氷の、あのふわふわの山が、キャラクターの世界のかたちをしている。
かわいくて——崩すのが、もったいなかった。
スプーンを入れる前に、ちょっと考えてしまうんです。
でも、かき氷は待ってくれません。
食べなければ、溶けてしまう。
かわいいまま取っておくことは、できないんです。
結局あのとき手元に残ったのは、食べる前に撮った写真が1枚だけでした。
いま思えば、それがいちばんコラボらしい話かもしれません。
飾りも、限定メニューも、期間が終われば消えてしまう。
残るのは、写真と、覚えていることだけ。
まとめ|期間限定は、記憶にしか残らない
コラボの一番の特徴は、終わりが最初から決まっていることでした。
期間が過ぎれば、飾りは外され、限定メニューは消え、園内は元の顔に戻ります。
- コラボは、始まる前と終わったあとで、同じ場所が別の場所になる。
- 期間限定のものは、公式にも記録が残りにくい。
- だから、覚えている人が書き残すしかない。
あなたが行ったときは、何のコラボをやっていましたか。
「このコラボに行った」「グッズまだ持ってる」という方がいたら、ぜひ教えてください。私が行けなかったコラボの話が、いちばん聞きたいです。
